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"全国選抜"の東京にチャレンジしたかった

― 細川さんといえば都会的なイメージがありますが、ご出身は岐阜ですよね。大学は大阪でもともと教員志望だったとか。もし、俳優の道を選ばれなかったら東京住まいではなかった?
いや、教員になるにしても会社員になるとしても、東京に住みたいと思っていました。昔から「働くなら東京」と決めていたので、大学の4年間くらいは大阪に住んでみようかと、そういう感覚で大阪の大学を選んだぐらいです。
― 東京にコダワリがあったのですね。
田舎者だからでしょうね。それも、前向きな田舎者(笑)。
だから、首都を目指す。ちょっと理論的に話すと、大阪は地元民で成り立った都市のナンバーワンだと思います。一方、東京は"全国選抜の都市"。僕の信条は「実力主義」だから都会の競争にチャレンジしたかった。
― 一流を目指すなら、チャンスも情報も多い東京しかありえないと。
そうですね。特に俳優を目指すなら東京に来るしかない。主要な撮影所やテレビ局は全部東京にあるし、なんと言っても東京は文化の発信源ですから。例えば、東京でしか見られない映画や芝居はゴマンとあるでしょ。だから上京したばかりのときは、ミニシアターや下北沢の劇場などに入り浸っていましたね。あとは古本屋。昔の映画のパンフレットを探したりして、楽しかったなー。中野のボロアパート住まいだったけどね(笑)。
― 文化的生活ができるという以外に、上京して実感した都会の魅力は?
人ですね。東京の人は、境界線にずけずけ入ってこない良さがある。
東京に出てきたばかりのころは、「何、やってるの?」って聞かれるのが嫌だったから、ありがたかったですね。
「俳優してます」って言ったところで、まだどこにも出ていないんだからね(笑)。
― 今は俳優として成功し、住まいも中野の古いアパートから高級マンションにステップアップされましたが、今のお住まいの場所を選ばれた理由は何ですか?
僕は車が好きなので仕事の行き帰りは自分で運転するんですよ。今の自宅は都心から"ちょうどいい距離"です。仕事帰り、30分くらい運転するとクールダウンできるでしょ。本当はアウトドアが好きだから田舎にも憧れるけど、今の仕事を考えるとちょっと厳しいですね。撮影は、朝早くて夜遅いから。
東京タワーは大事な僕のシンボルなんです

― それだけご多忙だと、都会の遊びを楽しむ暇もないですか?
ん~。東京に引っ越してばかりのときは、東京の名所と呼ばれるところには片っ端から行きましたけどね。今はあんまり行かないですね。多分、僕が完全に「東京の人」になったからかな(笑)。"自分の街"になると、あえてあちこち行く必要がなくなるでしょ? でも、今でもカフェを巡るのは好きですね。
― それは都会住まいならではのご趣味ですね。
知らない街に行ってカフェを探すのって、楽しいですよ。
僕は、空間デザインや家具などインテリアに興味があるので、参考になるし。それに、ホテルを巡るのも好きです。
コンラッド、マンダリンオリエンタル、リッツカールトン……都内のホテルはほとんど泊まりました。内装がかっこいいから、デジカメでしっかり写真まで撮って(笑)。
― 街で言うと、好きなところは?
一つは東京タワー周辺。オーディションを受けては落ちまくっていた時代、マネージャーと東京タワーの下に車を止めて「これに落ちたら諦める」なんて、そんな話をしていました。そうしたら偶然にも「受かった」という電話が入って……。それが、結構な大抜擢だったので、本当に嬉しかった。
だから、東京タワーは僕にとっては大事なシンボルです。あとは、白金のプラチナ通り。あそこは綺麗だね(笑)。銀杏並木で。それに二子玉川も好きです。実家が川の近くだったので大きな川の近くってなんだか落ち着きますね。
売れない頃、獅子座流星群を見ながら玉川の川原を歩いたのをよく覚えています。
田舎派、とかいなか派、都会派は、それぞれどのようなバックグラウンドと志向を持っているのでしょうか?
アンケート調査から、その実態に迫ります。
