トップ > まちすまマガジン > We Love 神戸 > 神戸のまち歩き > 神戸教育事情(3)/初等教育(高学年編)
■表記について
「ホームズスタジアム神戸」、「HOME'S STADIUM KOBE」、「ホムスタ」は株式会社ネクストの商標です。
2008年11月04日
小学校も高学年になると、次の中学時代に向けての準備が始まります。
中学から中高一貫教育の学校に進ませたい私学志向の家庭では、4年生に上がる頃から家族をあげて支援体制を整え、長い受験シーズンに突入します。神戸市内でも特に進学に熱心といわれる東灘区や灘区、隣の芦屋市などでは公立小学校に通う子供の約7割が私立中学を受験するため、その競争はかなり激しいものになります。
夜10時半過ぎ、有名進学塾の前には子供を迎えに来た親たちが出待ちをしています。中から先生に誘導されて、勉強道具と弁当箱の入った鞄を背負った子供たちがガヤガヤと出てきました。聞けば、これから帰って軽く夜食を食べ、今日の復習と宿題をするのだとか。まだ10~12歳の子供たちが、残業のお父さんたち並にハードなスケジュールをこなしているのです。おかげで学校では眠くて仕方ない、という子供も何人かいました。
希望校に合格するためにはどんな努力も惜しまないというその姿勢は賞賛に値しますが、一方で子供たちの健康や今後の成長を考えると、これでいいのだろうかという疑問も湧いてきました。
志望校の決定には4年生頃からの保護者説明会に行きはじめ、学園祭などを見学しながら5~6校を比較検討し、絞り込んでいく家庭が多いようです。
子供たちも見学することで学校生活を具体的にイメージでき、勉強にも熱が入ります。6年生になったら志望校に足しげく通ってモチベーションをあげるのと同時に、学校の雰囲気に慣れる工夫をしたという合格者もいました。
勉強は予習と復習が大切と言われていますが、志望校に合格した子供たちからは、復習により重点を置いていたという答えが多く返ってきました。これは通っていた進学塾で毎回復習テストがあったことが主な理由のようですが、どれだけ理解できたかを自分で確認するために、復習が必要だったからということでした。また、同じ問題を繰り返し解いたり、小テストで学習の記憶を呼び起こしたりといった努力も常にしていたとのこと。
重そうな鞄を抱えて帰る子供たちの背中を見ながら、こうした努力が実を結び、充実した中学校生活が送れますようにと願わずにはいられませんでした。

公立小学校の教科書は学習の基本。暗記
するくらい読み込むと学力UPに
灘中学校の正門。東大現役合格率30%以上、関西トップの有名進学校
ユニークなカリキュラムと自由な校風で人気の関学付属。競争率も高い